IT業界の門を叩いてみない?IT業界を目指そうと考えている人への文書を書き連ねてます

IT系企業に勤めた時の忙しさ

IT系企業に就職・転職する際の面接で、業務が忙しくても差し支えないか聞かれることがあります。家庭や体調を考えると、はっきり自信を持ってOKだとは言えないかもしれません。
確かにIT業界は忙しいとよく言われますが、常に仕事が逼迫する職種なのでしょうか。

システム開発の流れを考えてみると、忙しさの見通しを立てることができます。
システム開発は、要件定義、設計、プログラミング、テスト、運用の順で進んでいきます。どの担当になるかどうかが仕事のスケジュールを左右します。
システムエンジニアは、システムの要件定義と設計を担当します。システムに組み込みたい機能をお客さんからヒアリングし、設計書を作ります。お客さんとのミーティングの前日や検討課題が発生した時は夜中まで作業することもあります。システムの仕様が確定し、プログラミングの工程に移ると、少し業務が穏やかになるでしょう。
プログラマーは、プログラミングとテストの工程を受け持ちます。設計書を元にプログラムを書くだけ、なのですが、簡単には進みません。途中でバグが発生するなどして正常に動作しなければ、解決するまで何時間も同じプログラムと格闘することになります。テストのスケジュール締め切り前は睡眠時間を削って課題解決に勤しむことも少なくありません。
運用担当は、リリースしたシステムが正常に動作しているかを監視します。通常は穏やかですが、トラブルが起きたときが問題で、お客さんの業務に影響が出ているため解決するまで業務から離れられないこともよくあります。